こんにちは、あいたぬです!
今回は一条ゆかり先生の【天使のツラノカワ】のネタバレあり感想をまとめていきます★
主人公が結局どちらの男性と結ばれたのか!?気になる方はこちらの記事を参考にどうぞ♪
有閑倶楽部で有名な一条ゆかり先生ですが天使のツラノカワも隠れた名作になっており展開が最後まで読めませんよーー!!
クリスチャンの主人公がぶっ飛んでいる
主人公の美花は生粋のクリスチャンで毎日神様に祈りを捧げて自分で考えることを放棄して生きてきました。
大学に入学してから突然度重なる不運に見舞われていきます。
①幼馴染の彼氏を寝取られそうになる
→浮気され破局
②精神的ショックで転んで足を捻挫して怪我をする
③空き巣に入られて所持金数千円になる
肉体的にも精神的にも追い詰められて神を捨てるストーリー!?
聖書も読んで毎日神様にお祈りしているのにあまりにも不幸が重なるので美花は「神様なんていない!!自分で生きていくしか無い!!」と神様を捨ててグレます。
クリスチャンの両親に溺愛されて聖書を読み込んで生きてきたので世間知らずでかなりズレています。苦笑
神様にお祈りすればなんとかなる♪と他力本願で生きてきましたが所持金数千円になってからは自分のことは自分で何とかするしかない!と腹をくくって自分の体で何とかしようと頑張ります。
所持金数千円で明日の生活に困っていた美花は偶然出会った小説家の阿木龍世に10万円でボランティアだと称して身売りします(!?)
龍世は32歳の小説家でモデルとしてもマルチに活躍しており女性には困っていませんが、、、突然身売りしてきた美花が面白すぎて10万円で買うことに。
イケメンの龍世がとんでもない行動をする美花にどんどんハマっていく様子が可愛いんですよね・・・!!!
龍世に身売りした後に親友の彼氏である紫生くんと出会い、金銭的な事情で同棲することに。
お金の為なら何でもする美花はぶっ飛んでますよね〜。汗
龍世に身売りした美花ですが、紫生と一緒に過ごす時間が増え自分でも気が付かないうちに紫生に惹かれていきます。
鈍感な美花は龍世と紫生の2人に惹かれていくんですよね、元クリスチャンで見た目は天使のように可愛らしいのにやっていることは結構エグいです。苦笑
「天使のツラノカワ 4」
@kincomifree https://t.co/5b2GAaYsQj#一条ゆかり#Kindle
忘年会の余韻が冷めやらぬ中、紫生の義母が現れ、父の危篤を告げる。そこで、紫生の意外な秘密が明らかに…!! さらに、意外な真実に気づき愕然とする美花は… pic.twitter.com/2UJHEwgivc— book4486biz (@XXRnWc5t5LVk86m) October 31, 2016
神様なんて信じない!!と神様の存在を捨てたのにも関わらずピンチの状態になった時は神様にお祈りをするので生粋のクリスチャンですね!
クリスチャンの方は天使のツラノカワを読んでみると結構面白いかも・・・?
ライバルの沙羅が魅力的!
美花の幼なじみの彼氏を寝取ろうとしたライバルの沙羅ちゃんが魅力的です。
外見は美花とは正反対のキツめの美人で悪魔のようなのですが、、、実は報われない恋をしており一途で純情です。
叔父さんの龍世に幼い頃からガチ恋しているのですが相手にされないので憂さ晴らしにわざと恋人がいる男性を誘惑して寝取っていました。
こちらの日本橋のサヤカは、一条ゆかり先生の天使のツラノカワに登場する沙羅のイメージなんだけど。
サヤカの方がソフトか😅 pic.twitter.com/hCd90qa4ln— らむちょこみんと (@mm1316233) May 23, 2020
やっていることは周りから見たらかなり迷惑で悪質なのですが彼女がいるのに他の女性にふらつく男性が一番悪いよね!
美花の見た目は天使だけど複数の男性に恋をしたりお金のために身売りをしようとしたりするのに対して沙羅は自分にプライドを持っており好きな男性に尽くしていくタイプですね。
最初は人の彼氏を寝取るなんて嫌な女!!と思ってしまいますが、、、知れば知るほど実はいい子なのでギャップにやられます♪
美花は生粋のクリスチャンですが沙羅はお寺の一人娘でまさに正反対です。
最初は天使と悪魔のように険悪な2人だったのですが、次第にお互いを認めあい仲が良くなっていくのも見どころですよ★
龍世と紫生はクズだけど憎めずカッコいい!
天使のツラノカワでは美花はお金のために10万円で龍世に身売りをして、お金を浮かすために紫生と同棲生活をすることになります。
龍世は本気の女性を避けてきて遊び目的の女性とばかり付き合っており女遊びが激しいです。
引用元:天使のツラノカワ
女遊びで不倫も普通にしています。汗
クズでどうしようもない・・・と思われそうですが実は昔本気の女性と遊びの恋愛をして相手を傷つけてしまい目の前で自殺されてしまったんですよね・・・
ショック過ぎて一時期メンタルを病んでしまい本気の女性とは遊ばないことを決めて遊び目的の女性とだけ付き合うようになってしまいました。
実は繊細で周りのことをよく見ていて遊び目的で買ったはずの美花を気にかけている様子にグッとくるんですよね〜。
美花のことは遊び相手としか見ていませんでしたが次第に放っておけない美花に本気になっていく様子が可愛いんですよ!!
引用元:天使のツラノカワ
イケメンで小説家&モデルとしてもマルチに活躍しており女性が群がる龍世を振り回しこんな顔をさせるのは美花ちゃんだけですね。笑
紫生は家出状態で複数の女性の住処を転々としている男の子です。
正直紫生もクズなのですが。苦笑
遊び相手の彼女たちに対してはトラブルを避けるため超紳士的に振る舞い浮気をしていることをバレないように努力しています(えらい?)
引用元:天使のツラノカワ
本気で恋愛できる女の子と出会いたいとずっと思っており、美花に対して初めての恋をしてしまいますが・・・
同じタイミングで演じる喜びを知ってしまい美花よりも仕事に恋をしてしまいます。
女性の場所をフラフラとしていた掴みどころのない紫生ですが演技に夢中になっていく様子はカッコよかったですね★
天使のツラノカワに出てくる主要キャラ4人は割とゲスな部分があるのですが不思議と一条ゆかり先生が描くと嫌味のない愛すべきキャラ達になっていくんですよね、凄い。
美花→10万円で身売りする
沙羅→報われない恋の憂さ晴らしに恋人がいる男性を寝取る
龍世→女遊びが激しい・不倫も普通にする
紫生→複数の女性と付き合って浮気しまくり
最終回ではなぜ龍世と結ばれたのか?
紫生と美花は一緒に過ごすうちに惹かれていき2人は相思相愛の状態だったのですが・・・なんと最終回では結ばれませんでした(!?)
最終回の展開はちょっと意外でしたが、皆が幸せそうな大団円で良かったのかも?
相思相愛だったのに紫生と美花が結ばれなかったのは結ばれるタイミングを逃してしまったからですね。
想いは通じ合っていたけどタイミングが悪かったです。。。砂の城のナタリーとフランシスみたいに・・・
紫生はやりたいことがなくフラフラと過ごしていましたが龍世の書いた小説の舞台に主演することで演技に恋をしてしまいました。
美花のことは惹かれてはいたけど演技に夢中になってしまいどうでもいい存在に。汗
演技に夢中になっていた時に側にいて背中を押してくれたのは美花ではなく沙羅だったので2人は自然と惹かれ合い結ばれました。
美花は紫生のことが好きだったけど演技の練習で一緒に過ごす時間が無くなってしまい龍世と過ごす時間が増えて紫生に対する気持ちが無くなってしまいました。
あんなに惹かれ合っていたのになんで!?と突っ込みたくなる結末でしたが一緒に過ごす時間が少なくなりお互いに気持ちがすれ違ってしまったのはかなりリアルですよね。
紫生と美花が結ばれてしまうと龍世と沙羅のパートナーがいなくなってしまい悲しい結末になるので私はこの結末で良かったな〜と思います♪
ちなみに美花はお金のために龍世に10万円で身売りしましたが、結局最後まで龍世は手を出せず何もありませんでした。苦笑
いざお互いの気持ちが通じ合った時にはクリスチャンとしての信仰で結婚するまでしません!!と美花が押し切ってしまい龍世は耐えられず結婚を決意します♪
遊び人だった32歳の大人の男性を計算無しで夢中にさせ結婚まで決意させる美花が強すぎですね。
龍世が美花に毎日振り回される結婚生活も続編があったら是非見てみたかった・・!!!
天使のツラノカワは打ち切られた?トラブルがあった?
天使のツラノカワは後半の最終回の結末までの展開が早すぎて打ち切り作品だと言われています。
最終回までの結末が早すぎるので相思相愛状態だった紫生と美花が結ばれないんだ!?とびっくりしてしまいましたが、私は皆が幸せそうなのであの結末は打ち切りではなく大団円だな〜と思っています。
打ち切り作品と言われているのは最終回の展開の早さだけでなくトラブルがあったことも原因みたいですね。
2006年に一条ゆかり先生がカルト宗教団体・摂理の信者で広告塔になっている!!とマスゴミに報道されてしまったようです。
でもこの報道はマスゴミによるデマだったようですね。
宗教絡みのトラブルがあったので余計に打ち切られたのでは?と当時言われていたみたいです。
天使のツラノカワの取材時に偶然摂理の人間と接触してしまっただけのようですね、、、マスゴミに囃し立てられて嫌な想いをされたんだろうなぁ。。。
まとめ
こちらの記事にて天使のツラノカワのネタバレあり感想をまとめさせて頂きました◎
主人公の美花だけでなく他の3人もぶっ飛んだキャラなのですが4人の絡み合いが凄く面白かったですね★
・主人公がぶっ飛び過ぎて面白い
→見た目は天使だけど10万円で身売り!?
・ライバルの沙羅ちゃんが可愛い
→見た目は悪魔だけど純情
・龍世と紫生がカッコいい!
→どちらと結ばれるか最後まで分からない
→2人とも女遊びの激しいクズだけど嫌味がない
・最終回の展開が早すぎる?
→打ち切りではなく大団円エンド
ラストは超スピード展開ですが皆が幸せそうな結末なので後味が良かったですよ♪
メディア化されておらず一条ゆかり先生の作品の中でも有名ではないかもしれませんが隠れた名作になっています!
読んだことがない方や漫画の内容を忘れてしまったという方は是非読んでみて下さいね★
天使のツラノカワは古い作品になりますが電子書籍でいつでも購入可能です。
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摂理のトラブルがあったので残念ながらメディア化するにはハードルがあったんだろうけど・・・
今メディア化されても超面白そうですよね◎
一条ゆかり先生の作品にハズレは無いので天使のツラノカワを読んだことが無い方は是非チャレンジしてみて下さい★