一条ゆかり

【一条ゆかり】デザイナーの結末が衝撃的過ぎ【ネタバレあり感想】

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こんにちは、あいたぬです!

今回は一条ゆかり先生の名作【デザイナー】のネタバレあり感想をまとめていきます。

私が生まれる前に連載されていた作品ですが・・最終回までの展開が衝撃的過ぎて夢にまで出てきました。汗

デザイナーの結末がどんな感じだったのか知りたい!!という方はこちらの記事を参考にどうぞ♪

※結末のネタバレをしているのでご注意して下さいね。

デザイナーのあらすじについて

有名デザイナーの母親に幼い頃に捨てられた孤児の主人公(亜美)が、デザイナーの母親を潰すために復讐しようとするストーリーになっています。

元々モデルとして活躍していた亜美ですが、実の母親の存在を知ってしまったショックで車の事故を引き起こしてしまいトップモデルとしてやっていけなくなってしまいました。

トップモデルとして生きてはいけなくなってしまったけどデザイナーに転向して母親を潰そうと考え方を変えていきます。

母親を潰す出助けをしてくれたパトロンが謎の実業家の少年(朱鷺)なんですよね。

亜美は自らの勉強と実力と才能でトップデザイナーの母親の地位を奪えるところまで上り詰めていきます。

母親を潰そうと研磨しながらも次第に復讐に協力してくれる朱鷺と主人公は愛し合うようになっていくのですが、、、

そこには衝撃的な結末が待っていました。泣

主人公が一匹狼タイプでカッコいい!

亜美は孤児で愛を知らずに育ってきたのですが一匹狼タイプで超カッコいいんです。

孤児院での生活が嫌で12歳の時に脱走してから一人で生きてきた亜美はかなり苦労しています。泣

生きるために仕方なく幼い頃から窃盗をやってきたのでかなりアウトローです。

車をハイスピードで乗り回すのが趣味でプロレーサーになれるほどの腕前で超カッコいい。

誰も支えてくれない・愛してくれる人が誰もいなかった亜美にとって車で猛スピードを出して暴走する行為は現実世界から逃避出来る唯一の手段だったのかもしれません。

亜美は真っ当に生きていくために正体不明のモデルとして活躍しています。

漫画では詳しく描かれていないけど孤児院を抜け出してからトップモデルになるまでに血をにじむような努力を重ねてきたことが分かります。。。

きっと気を抜ける時がほとんど無かったんでしょうね・・

仕事よりも最終的に愛を選んだ主人公

亜美は仕事に対して超ストイックで自分に厳しいので仕事にしか興味がなさそうに見えるのですが、実は表に出さないだけで愛にかなり飢えているんですよね。

友人が妊娠して幸せそうに家庭を築いていく様子を見て羨ましがっています。

自分を捨てた母親の存在を知った時に愛してくれなかったと憎悪で復讐をしようとデザイナーになるのですが、、、

本当は復讐がしたかったわけではなくただ愛してほしかっただけなんですよね。。

復讐をなぜか助けてくれる実業家の朱鷺を愛するようになり、もうデザイナーをやめて朱鷺と2人で生きていこうと決断します。

亜美は仕事ではなくて最終的には愛を選び取りました。

家族への愛を知らない故に親族に惹かれてしまう

亜美はモデル時代からの知り合いの編集長に惹かれて本気の恋をします。

親子ほど年齢が離れているのになぜかお互いに惹きつけられてしまいます。

※編集長がかなり老けてるから50近くかな?と思ったら30歳のようです。苦笑

亜美は愛しています。と告白するのですが恋に落ちた後で実の父親だったことが発覚してしまい大きなショックを受けてしまいます。

あまりのショックで睡眠薬を大量に飲んでしまい生死の境をさまよいましたがその時は朱鷺が側に付いていてくれたので一命をとりとめています。

精神を保つためにも主人公は母親への復讐に余計にハマっていくんですよね・・・

次に実業家の朱鷺と恋に落ちてしまうのですがさらに衝撃的な結末が待っています。泣

衝撃的な結末に全読者が涙する!?【ネタバレ注意】

実業家の少年(朱鷺)はモデル時代の亜美の元に突然現れます。

捨て子で亜美自身も自分の素性を知らないのに、なぜか朱鷺は亜美の素性全て知っていました。

朱鷺は実の母親の存在を知り絶望していた亜美に対して母親に復讐させようと画策します。

どうしてこんなことをするのか?朱鷺に何のメリットがあるのか?謎だったのですが、、、実は亜美よりも朱鷺の方がデザイナーの母親に恨みを抱いていたんですよね。

朱鷺も亜美と同じように捨て子で実業家に跡取りとして拾われて人権を完全に無視して徹底的に教育を受けてきました。

全く自由のない生活に少年はずっーと苦しんでおり、誰かを愛することができなくなり周りの人間を恨むようになっていきました。

自分を拾ってくれた実業家の父親が亡くなった後に自分の出生が気になったのか母親や双子の亜美のことを調べたのかな?

父親だと知らず父親に本気の恋をしてしまった後に亜美は朱鷺と恋に落ちるのですが、、、

実はデザイナーの母親が産んだのは双子で亜美は実の兄妹と愛し合ってしまったんですよね。

父親を愛してしまいフラレた時は朱鷺が側にいてくれたことで吹っ切れましたが、、、

復讐をやめて朱鷺と一緒になりたい!!と本気で惹かれていた亜美は大きなショックを受けてしまいます。

仕事を全て捨てて朱鷺とずっと一緒にいたいと思っていた亜美にとって後から知った衝撃の事実は自分を支えてくれるものが全て無くなってしまったんですよね。

朱鷺と結婚することが出来ない&世間からも大バッシングを受けてしまうことを察した亜美はウエディングドレスを抱きながら自○してしまいました。。。

朱鷺は自分の母親のことも双子の亜美の存在も最初から全て知っていた上で亜美に惹かれていたんですよね。

ウエディングドレスを抱きながら死んでしまった亜美を発見した朱鷺は・・・ショック過ぎて10歳の時の記憶に巻き戻り記憶を失ってしまいました。

可哀想過ぎて最終回に衝撃しかありません(T_T)

亜美のことを全て忘れてしまったのが可哀想過ぎます・・・

子供を捨てた母親が成功していく描写にモヤモヤ?

デザイナーとして活躍するために幼い双子を捨てた母親は実の娘と息子に追い詰められていきます。

ところが家族を全て捨ててデザイナーとしてのプライドを持っていた母親は・・・

潔く娘に負けたことを認めてイチからデザイナーとしてもう一度やり直すために留学を決意して自己研磨するんですよね。

双子は母親に復讐がしたかったのですがデザイナーとして一生活躍していきたいという強い想いを持った母親に復讐することは出来ませんでした。

全てを捨ててデザイナーになる道を選んだのは母親としては最悪だけど、デザイナーから見たら努力の天才として見られますね。

デザイナーの世界から見たらとてもカッコいいです。

でも最後まで双子に対して愛は全く無かったから本当に自分勝手かも。。。

朱鷺はなぜ亜美に近づいたのか?

朱鷺が亜美に近づいた理由は双子の兄妹をこの目で見てみたかったからでしょうね。

10歳の時から感情を押し殺して生きてきた朱鷺にとって周りの人間達は恨みの対象だったんだと思います。

双子なのに亜美は12歳の時に孤児院を抜け出して自分の思うままに生きてきてモデルとして活躍してきました。

それなのに自分は大人の操り人形のように生きてきたので亜美のことが羨ましくて憎かったのかな?

亜美が自分を捨てた母親に恨みを抱いていることを知って亜美に復讐させようとゲームをし始めます。

かなり歪んでいるけど朱鷺にとって憎き親族たちを戦わせるのは楽しかったのかな。汗

でも苦しむ亜美を見て、2人だけで過ごす時間を取ったことによって初めて本気で人を愛するようになってしまいます。

朱鷺は亜美が双子の兄妹だと知ってはいたけど、知っていた上で愛する気持ちは止められませんでした。

最初から正体を明かしていれば亜美を傷つけて自○させることは無かったと思うけど、、、

一度父親に本気の恋をしてしまって睡眠薬を大量に飲んで亜美は死にかけているので愛する人が実はまた双子の兄妹で親族だったなんて言えなくなっちゃうよね。泣

朱鷺も意地を張らず最初から双子同士であり天涯孤独じゃないんだよ!!と亜美に優しく接することが出来たら展開が違ったのかも・・・

まとめ

こちらの記事にてデザイナーのネタバレあり感想をまとめさせて頂きました!

まとめ

・主人公の亜美がカッコいい!
・家族の愛を知らない故に親族に惹かれてしまう
・悲劇的過ぎる結末にショック
・子供を捨てた母親は成功しそう?
→子供を全く愛していない
→デザイナーの仕事を愛しているだけ

デザイナーは2巻と短いので惹き込まれるのか不安でしたが、、、さすが一条ゆかり先生です。

悲劇的なストーリーの描き方が上手すぎて惹き込まれていきましたよ〜!!

10代でデザイナーを読んでもカッコいい!綺麗な世界観!!としか思わなかったかもしれませんが・・・

大人になってから読むと衝撃的過ぎる展開に思わず涙してしまいます。

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読んだことが無い方は一条ゆかり先生の名作なので是非チャレンジしてみて下さい♪

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デザイナーは2005年に日本でドラマ化されています、全部で40話と結構なボリュームがあります(!!)

母親役が国生さゆりさんなのでどんな感じなのか気になる・・!!!

昼ドラ枠で放送されていたみたいですね♪

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