伊藤潤二

【伊藤潤二・ギョ感想と考察】ラストはどうなった?【ネタバレ注意】

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こんにちは、あいたぬです!

今回は伊藤潤二先生のパニックホラー漫画【ギョの感想と考察】についてまとめていきます。

ギョは実は2012年にアニメ映画化されていますよー!!

作品自体は2002年に発表されており20年以上前と古いのですがチェンソーマンでオマージュており現在でも愛されている作品です。

漫画を読んでいると生臭さが漫画から漂ってくるので(実際には臭わないけど)食事前に読むのだけはおすすめしません!

歩行魚が気持ち悪すぎる

ギョのストーリーは単純で魚から4本の足を生やした歩行魚が海から大量に襲ってくるパニックホラーになっています。

魚は生きているわけではなくて死んだ魚が4本足の装置に載せられているだけなので魚の生臭い死臭を世界中に撒き散らしていきます。。。

地球の7割は海で出来ているので人間よりも海から出てくる歩行魚の方が数が多いです、数の暴力で地球は歩行魚に乗っ取られていき気持ちが悪すぎます。

小型の魚だけでなく、なんとクジラやサメまでも死んだまま【体が腐っている状態で】歩行魚になって襲ってきます・・・!!!

歩行魚の動きは超早いのでサメやクジラの歩行魚に踏まれてしまったらそれだけでも人間は致命傷です。

※歩行魚の動きの速さはゴキブリ並です。

巨大なサメが地上に這い出してきてゴキブリ並のスピードで歩いて来るとか超怖い、幽霊なんかよりもよっぽど歩行魚達のほうが恐ろしいですよね。

想像しただけで魚の死臭が漫画から臭ってきます\(^o^)/食事前に読むのだけは止めた方がいいよね!!

世界の終わりが突然過ぎる

大漁の歩行魚に1回でも刺されてしまうと人間も細菌に感染してしまい体の内側が腐っていき最終的に歩行器に囚われてしまいます。

歩行魚は海から大漁に襲ってくるし小型の魚だけでなくサメやクジラも襲ってくるので逃げることがかなり難しい状況になっています。

自衛隊などが銃撃しても歩行魚たちの数が多すぎてどうにもならないですね(;_;)

どうして歩行魚が海から襲ってくるのか!?前兆が全くないので理不尽すぎる状態で世界は歩行器に支配されていきます。

伊藤潤二先生は何回漫画で不条理に世界を終わらすんでしょうか・・・!!!

ギョの世界の場合は細菌に感染してしまうと生きたまま体が腐っていき最終的に歩行器に載せられて自分の意思とは関係なく歩かさせられるので拷問でしかありません。

こんな恐怖のストーリーを考えられる伊藤先生はやはり天才的です。

歩行魚と細菌の正体は何だったのか?

歩行魚の正体ですが主人公の祖父が研究していた実験機【細菌と歩行器】を載せた軍艦が戦時中に海底に沈んだことが原因みたいですね。

歩行器が軍艦に積んであったのは分かるけど歩行器の自然発生の原因がよく分かりません、海中に潜れば分かるかもしれないけど歩行魚に支配された世界で海中に潜って軍艦内を探索出来る余裕なんてないと思う。

細菌と歩行器の正体は何?

・魚から未知なる細菌が発見された
・細菌に感染してしまうと内側から腐る
・体が膨れ上がり口と肛門から強烈な臭いのガスを噴出させる
・細菌のガスを利用して歩くことが出来る歩行器が開発されていた
→臭いを軍事兵器にするため

歩行器は超簡単な構造になっていますが細菌から発生する大量のガスを動力源にしています、細菌は生き物が死んだ状態のままでもガスを出し続けるので止めることが出来ません。

ガスの量が多いほど動きは良くなるので魚だけでなく人間や大型動物が歩行器に載せられてしまうとさらに厄介なことになりますね。

日本軍が軍事兵器として利用しようとして開発してしまったので世界を滅亡させてしまった原因は主人公の祖父と日本のせいですね〜(世界中から恨まれそう)

ヒロインが可哀想過ぎる!

細菌に感染してしまった人間は歩行器に取り憑かれてしまうようになるのですが、まさかのヒロインが早期に被害にあってしまい悲惨な風貌になってしまいます。

元々臭いには敏感で海の潮の臭いだけでも気分が悪くなっていたのに自分の体の死臭を嗅ぎ続けることになってしまい可愛そう・・・

ヒロインの華織ちゃんは細菌に感染してしまい体の内側から腐り始めて体が膨れ上がり美少女だったころの面影はゼロです。(ギョの2巻の表紙に登場しているのがヒロインです)

細菌に感染して歩行器に取り憑かれた人間は体が異常に膨れ上がり口と肛門から臭い空気【死臭】を噴出させられるという生き地獄を味わうことになります・・・

内側から体は腐っているけど完全に死んでいないみたいなので意識はあるみたいなんですよねぇ、こんな状態になるぐらいなら死んだほうがマシ。

ヒロインはワガママだけど可愛い女の子だったのに・・・グロテスクになりすぎて伊藤先生は容赦がなさ過ぎます。

細菌に感染して歩行器と一体化してしまったヒロインを主人公は見捨てず追いかけてどうにかしようとします・・・愛を感じられますが結局は救われないので辛い。泣

ラストはバッドエンドなのでは?

歩行魚に刺されてしまうと細菌に感染してしまい体が内側から腐ってしまうのですが、主人公の忠のように一部の生き物たちはウイルスに抗体があるようで感染しても症状が出ません(!!)

コロナウイルスも症状が出る人と全く出ない無症状の人がいますもんね〜、ちょっとリアルです。

生き残った人間達はウイルスに抗体を持っているのでその抗体を研究すれば歩行魚【細菌+歩行器】に支配された世界を何とかすることが出来るのかも・・・?というところでギョはラストを迎えています。

でもヒロインは体が腐ってしまい無残な状態になってしまったし世界は死臭と歩行魚だらけだし【どう考えてもバッドエンド】な気がしています。

唯一の希望はワクチンが開発出来るかどうかですね。

ギョはどこで読むことが出来るの?

ギョは20年以上前の作品になりますが今読んでも面白いですよー!!

サメが地上で襲ってくるなんて発想普通は出来ないですよね、細菌感染が原因になっているのでコロナを体験している人はちょっと共感出来るかも。

細菌に感染してしまったら自分の体が内側から腐っていき自分の死臭を嗅ぎ続けて歩行器に取り付けられ意識を失うまで生き続けることになります。

想像しただけで気持ち悪いですよね\(^o^)/

パニックホラーものが好きな方は是非読んでみて下さいませ、普通のホラーとは違った気持ち悪さと生臭さを感じることが出来ますよ・・・!!!

ヒロインが化け物に変貌していく漫画も珍しいんじゃないかな?

ギョは全部で2巻で完結しています。

20年以上前の漫画なので紙面媒体は入手し辛いことがあります電子書籍で購入されると手っ取り早く読むことが出来ますよー!!

コミックシーモアは1冊まで・DMMブックスは値引き上限3000円まで・イーブックジャパンはなんと6回まで7割引クーポンが使用可能です!

初回限定で70%オフで伊藤先生の作品達を読むことが可能です、この機会に是非伊藤潤二ワールドに足を踏み入れてみて下さい♪

試し読みも可能なので歩行魚の世界を覗きにいってみて下さいね◎

電子書籍で試し読み!

アニメ化していたって本当!?

漫画原作は2002年に発表されていましたが10年後の2012年になんとアニメ映画化されていたようです(知らなかった!)

歩行魚を実写化しようとすると数が多すぎて大変なのでアニメにして良かったのかも・・・?

ただ歩行魚に気合を入れすぎたのか映画は結構な赤字だったみたいですね。汗

伊藤先生の作品で実は最初にアニメ化されたのがギョになります。

漫画版ではヒロインの華織が細菌の犠牲者になっていますがアニメ版では忠と立場が逆転しており漫画の主人公の忠が歩行器に載せられることになっているみたいです・・・!!!

華織ちゃんが主人公になって彼氏の忠を探しに行くストーリーになっているみたいですね、アニメはまた漫画とは違う展開で楽しめそう♪

ギョのアニメ映画は残念ながらVODで配信されていないので視聴したい方はレンタルするしか方法が無さそうです(;_;)

気になる方はDVDを購入されるかレンタルして一度視聴されてみて下さいね★

いつか配信されて欲しい・・・!!!

チェンソーマンでオマージュされている?

チェンソーマンでは歩行魚に似ている魚の悪魔が登場しています。

チェンソーマンの作者さんの藤本タツキさんは伊藤潤二先生が大好きですよね、20年以上前の作品だけど今でも影響があって凄いです♪

魚の悪魔のビジュアルは完全にギョの世界から出てきた悪魔ですね、デンジくんなら歩行魚たちをぶっ潰してくれるかもしれません・・・!!!

ゾン100でもサメゾンビがオマージュされている

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜でもサメゾンビが出てきます。

水族館にいるサメがゾンビ化しておりなぜか人間の足のようなものが生えて襲ってくるんですよね・・!!!

見た目は伊藤潤二の歩行魚そのものです。笑

伊藤潤二先生の作品は結構古いのですが数々のクリエイターに愛されており楽しんでオマージュされていますね♪

まとめ:魚が食べ辛くなる

こちらの記事にて伊藤潤二先生のギョについてまとめさせて頂きました。

漫画を読んでいると魚が生臭すぎてとてもじゃないけど読んだ後に魚を食べようという気にはなれません。

ここまで臭いを感じてしまう漫画は初めてでびっくり・・・!!!

まとめ

・サメが地上で歩いて襲ってくる
→ジョーズよりも怖い!?
・歩行器は海中から自然発生している
→戦時中に開発された兵器が海底に沈んだ為?
・細菌に感染すると体の内側から腐らす
→死臭をまき散らすことになる
・人間も感染してしまう
→一部の人間には抗体あり
・感染してしまうと歩行器に囚われてしまう!
・ヒロインが化け物になるが主人公は愛を失わない
→本物の愛を感じられる
・チェンソーマンとゾン100でオマージュされている

日本国内でギョをメディア化するには予算が無いので海外でパニックホラーものとしてギョが制作されたら凄く面白そうだなーと思っちゃいました。

突然海から攻めてくる魚人の群れの数が多いから実写は大変かもしれないけど、実写化されたら面白そう(気持ち悪くなりそうだけど)

ヒロインが化け物になってしまうのですが、主人公は愛を失わないんですよね、凄い。

私だったら旦那が口と肛門からガスを噴出して歩行器に載せられてどこかに歩きだしてしまったら・・・・申し訳無いけど子供もいるし追いかけられません(旦那ごめん)

不条理に世界が終わってしまうギョが好きな方は地獄星レミナと首吊り気球もおすすめですよー!!

地獄星レミナ(ある日突然星が襲ってきて世界滅亡)

首吊り気球(ある日突然自分の顔の気球に襲われる)

生きたまま死臭を出し続けて歩行器に載せられるか?地獄星に食べられるか?自分の顔の気球に永遠と死んだまま空を吊られ続けるか?皆さんはどのエンドがいいですかね!?(全部嫌過ぎる)