こんにちは、あいたぬです!
今回は日本を代表するホラー漫画家の伊藤潤二先生についてまとめていきます。
漫画家生活35年以上を経過しても現役の漫画家さんをやられていますよ◎
海外でも人気が高く30年以上前の作品が今でもメディア化されています。
目次
伊藤潤二先生は現役のホラー漫画家!
岐阜県出身で小学生の頃から漫画が好きで、趣味で漫画をずっと描いてきたようです。
楳図かずお先生にかなり影響を受けてきたみたいですね、1986年に富江でホラー漫画家デビューを果たします。
デビュー作の富江は人気が高く映画化されアニメ化もされました、今でも富江のコスプレがSNSで流行っています♪
2023年で漫画家生活37年目ですが現役のホラー漫画家さんです、凄い・・・!!!
現在でも多数のホラー漫画がメディア化されており、日本国内だけでなく海外人気も高いです。
引用元:伊藤潤二POP UP STORE
伊藤先生の見た目は理系っぽいですが文系なのでちょっと意外ですよね、60歳になられますが若々しくてかっこいいです!
30年以上も漫画を書き続けられる好奇心と体力が凄いですね、私も見習いたい・・・!!!
どんな職場環境で漫画を描いているの?
元々は地元の岐阜と愛知で漫画活動をされていたみたいですが、現在は千葉県を拠点にして漫画制作をされているようです。
浦沢直樹の漫勉にて伊藤潤二先生が取り上げられた時に職場が詳しく映っています、ベッドの下を作業スペースにして制作されているみたいですね♪
アシスタントさんは雇わずにほぼ一人で漫画制作されているみたいです。
浦沢直樹さんからはこれまで出演されてきた漫画家さんの中で一番ペンスピードが遅い!!と驚かれてますが、緻密にペンを入れていき1コマに2時間以上かけてホラーページを描いています。
伊藤潤二の恐怖の重層見てトラウマになった pic.twitter.com/EmLK67cGte
— DAM (@vegeta73230) February 8, 2023
浦沢直樹の漫勉では恐怖の重層のコマを描かれていましたが書き込みっぷりが凄すぎるし緻密な線たちが重なって強烈なトラウマシーンになっています。
凡人では思いつかない発想(娘の皮をはいでしまう!?)にびっくりしますよね。
ページが白いのに恐怖を感じられるそうでペンで埋めて画面を暗くされているそうです、トーンを貼るのが嫌いでペンでほとんど描かれていますよー!!
伊藤先生の作品を見ていると漫画って芸術なんだなと思わせてくれますよね、本当に凄い。
伊藤先生は短編漫画が多いですが連載になると1コマに数時間かけられているのでスケジュールがかなり厳しそう。汗
短編でも32ページあるとペン入れに2週間以上はかかってしまうそうです、締切はゆっくりでいいから(担当さんはそうはいかないかもしれないけど・・・)伊藤先生のペースで存分に書き込み終わった大作が見てみたいですね・・・!!!
恐怖の重層は【伊藤潤二研究 ホラーの深淵から】に収録されています、1コマに数時間かけられた芸術が気になる方は是非見てみて下さいね★
アシスタントを雇わず1コマに時間を掛ける分、マンガ制作を行いやすいように制作で使用するアイテムは自作されているみたいです。
伊藤潤二さんが使ってる、歯みたいなのがいっぱい刺さってるキーパッド意味不明ですごい。歯がくっついてる理由がわからんのだけど…見ないでもどのキーか触っただけでわかるためかな? pic.twitter.com/MBl68h7PJk
— ショットガン藤沢 (@yoroshiku_4946) October 12, 2018
無いものなら作ればいいという日常の発想も凄いですよね、歯科技工士さんとして働かれていたので手先もすごく器用なことが分かります・・・!!!
元々は歯科技工士として働いていた
漫画家になる前は名古屋で歯科技工士として働かれていました。
歯科技工士の仕事が深夜を回るまで働きつづけるほどハードワークなのに薄給で苦労されていたみたいです。
当時は3Dプリンターのような技術がなかったので歯科技工士さんが全てお手製で歯を作っていたんですよね、緻密な作業が必要とされるのでスピードと技術が必要な仕事です。
歯科技工士の仕事は座りっぱなしで長時間労働なのに給料は安いので現在でもちょっとブラック気質な職場みたいですね・・・!!!
現在の歯科技工士の平均年収は372万円と日本人男性の平均年収が449万円なので平均よりもかなり低い、、、求められるスキルは高いのに報われないですね。
歯科技工士の仕事がキツすぎて【40歳で死ぬと予感】した伊藤先生は40歳でどうせ死ぬのなら自分の好きなことをしたい!と思うようになりホラー漫画家を真剣に志すようになったみたいです。
漫画家で食べていけるわけがないと思っていた伊藤先生はハードワークな歯科技工士の仕事をしながら富江の原稿を書き上げて見事ホラー漫画家デビューを果たします。
叶えたい夢があるけど厳しそうな方は伊藤先生のように同時並行でチャレンジされるのが一番良いですよね、本当に見習いたい・・・!!!
歯科技工士として働いていたので歯を描くのがすごく上手いですよー!!
伊藤潤二先生の
歯は元歯科技工士だけありますね(*^^*) pic.twitter.com/aPOBTnJ46K— シャイニート_蟲主 (@jonyjohstar1118) July 27, 2017
ホラーだけど伊藤先生が描くキャラは歯並びがすごく綺麗です◎
奥さんは絵本作家の石黒亜矢子さん
伊藤先生は2006年に結婚されていて娘さんが2人いるそうです。
奥さんの石黒亜矢子さんはホラー漫画家ではないですが妖怪や動物の絵本作家をされています。
お父さんはホラー漫画家でお母さんは妖怪の絵本作家さんって日常生活が凄く面白そう!!だと思っちゃいますね◎
石黒亜矢子さんは伊藤先生とコラボされたことは無いのですがいつか2人のコラボ個展などが開かれたら面白そうですよねー!!
猫日記のよんむーでは白目を向いた絵で奥さんが登場してきます。
伊藤先生、よん&むーもアニメ化しようよ
奥さんを白目で書いたら本人に怒られた話 pic.twitter.com/k0HlpJSaqd— tadasick ⋈ (@tadas1cks) June 9, 2022
伊藤先生の自画像がそっくり!
猫が大好きなの?
元々は犬派だった伊藤先生ですが、現在は猫ちゃんを溺愛!?して猫を飼っています。
奥さんと同棲することになってから猫ちゃんを飼い始めるようになりました、犬派なのに・・・と言いながらも猫ちゃんが快適に過ごせるように家の中の環境を整えている伊藤先生が微笑ましいですよね。
伊藤先生と奥さんと猫ちゃん達の日常生活については伊藤潤二の猫日記「よん&むー」で読むことが出来ますよ♪
※古い作品なので紙面媒体は入手困難になっています、すぐに読みたい方は電子書籍で試し読みして購入検討されてみて下さいね!
・コミックシーモアの
・eBookJapanの
・DMMブックスのよん&むー【70%オフ】
※使ったことがないサービスを使うと7割り引きに!
現在はよん&むーは残念ながら亡くなってしまいましたが新しい猫ちゃんを迎え入れて生活されています。
よんむーはホラーでは無いのですがホラーチックに猫を溺愛する様子が描かれていて面白いです◎
ホラー漫画を普段読まない方でもネコ好きの方におすすめですね♪
よんむーの個別レビュー記事はこちらからどうぞ↓
海外でも人気があるの?
もしかしたら伊藤先生は日本国内よりも海外人気の方があるんじゃないかな・・!?と思っています。
台湾で開かれている伊藤潤二展はかなりの人気で長蛇の列のようです、日本でもやって欲しいですよね(;_;)
まさか台湾で伊藤潤二を見るなんて。笑
人気アトラクション。 pic.twitter.com/txv74NuTQt— NoBoo (@mainasukarano_n) March 2, 2019
うずまきは20年以上前の作品ですが海外でアニメ化が決定しています。
海外の伊藤先生ファンはかなり熱狂的なので日本のファンは熱意に圧倒されてしまうかも!?
2023年にNetflixでマニアックが配信された影響も大きそうです。
ゲームでもコラボされており、日本国内でも新たに10代〜20代のファンを獲得されていて今後のメディア展開も気になりますね♪
富江シリーズは10年以上実写化されていませんが小松菜奈ちゃん主演で映画化したら人気爆発しそうです。。。!!!(願望)
伊藤先生の作品が海外で人気が出る理由は1コマに数時間かけて作られた芸術作品のようなホラーに惹きつけられるのと人間の持つ普遍的な欲望を描くのが上手いからかな?と思います。
人種が違っても人間の持つ欲望は共通ですもんね・・・!!!
・2019年に「フランケンシュタイン」でアイズナー賞を受賞
・2021年に「地獄星レミナ」「伊藤潤二短編集 BEST OF BEST」の2作品が受賞
・2022年に「死びとの恋わずらい」でアイズナー賞を受賞
★アイズナー賞はアメリカで最も権威ある漫画賞です。
海外での人気が高まってきたのはここ最近かな?と思います。
伊藤潤二先生の作品の魅力について別記事で語っていますので気になる方はこちらの記事も参考にどうぞ!
伊藤潤二先生のおすすめの書籍について
よん&むーしか読んだことが無い方は伊藤先生がホラー漫画家ということに驚かれるかもしれませんが、これまで130以上のホラー漫画を生み出してきた日本を代表する漫画家さんですよー!!
代表作品は富江・双一シリーズ・死人の恋わずらいですね、人気が高くメディア化されています。
※作品名クリックで試し読み出来ます、気になる方は試し読みしてみて下さいねー!
気になる方はおすすめの代表作品・傑作集をまとめていますのでこちらも参考にどうぞ!
代表作品をすでに読んでしまった方向けに短編漫画のおすすめもまとめています、こちらも参考にどうぞ!
※作品名クリックで試し読み出来ます、気になる方は試し読みしてみて下さいねー!
短編漫画はマイナーかもしれませんが、伊藤先生の世界観と発想が凝縮されていて面白いですよ◎
電子書籍なら試し読みもできるので気になる方は伊藤先生の作品を覗きにいってみて下さいね♪
メディア化されている作品一覧はこちらからどうぞ↓
まとめ:伊藤先生の頭の中を覗きたい!
こちらの記事にて日本を代表する愛すべきホラー漫画家・伊藤潤二先生についてまとめてみました。
・元々は歯科技工士として働いていた
・働きながら富江を執筆する
・2足のわらじで堅実にデビューをする
・40歳で死ぬのなら好きなことをしたいと決意
・厳しいけど叶えたい夢がある人は伊藤先生を参考にするといいかも
・奥さんは絵本作家さん
→よんむーで登場してます
・猫が好き
・海外人気が強い
伊藤先生がどんな風にホラー漫画を描くのかルーツを詳しく知りたいという方は不気味の穴がおすすめです、電子化されておらず紙面媒体だけなのでプレミア価格がつく前にGETすることをおすすめしますよ◎
どんな幼少期を過ごされてきてどうしてホラー漫画家になろうと思ったのか?詳しく書かれています、残念ながら新作漫画は載せられていませんが伊藤先生本人の自伝のような形になっています!
伊藤潤二先生の職場環境が気になる方は【伊藤潤二研究 ホラーの深淵から】が超おすすめです。
あの首吊り気球の続編も掲載されており、よん&むーの単行本未収録作品も載せられています、ファンの方なら読んでおいて損はないですよ♪
不気味の穴と伊藤潤二研究の2冊を読めば伊藤潤二先生が一体どんな人なのか?理解することが出来ます★
伊藤潤二先生の代表キャラと作品についてこちらの記事にてまとめております、他の作品も気になる方は是非読んでみて下さいませ◎